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——というのは昔サントリーホールで、ラザレフ指揮のボリショイ響がショスタコーヴィチの「第8交響曲」を演奏した時、最後の最弱音がまだ終らぬうちから無遠慮なフライング拍手をしつこく始めていた御仁がいて、怒った十数人の客が終演後に彼の出て来るのをロビーで待 ...
ヴァルチュハ(1976年スロヴァキア・ブラティスラヴァ生まれ)は2022年の初共演で「交響曲第9番」、2024年の首席客演指揮者就任記念で「第3番」を振り、今回も「大地の歌」なので、読響の「マーラー番」といえる存在だ。ヨーロッパではオペラ指揮の実績も ...
澄んだコロラトゥーラの歌声で魅了するソプラノの田中彩子が、9月19日から「コロラトゥーラ・ファンタジー」と題したツアーを、国内7カ所で行う。今回のプログラミングの狙いや、リサイタルへの意気込みをうかがった。
セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)の今年のオペラは、ブリテンの「夏の夜の夢」。シェイクスピアの戯曲のオペラ化の例は、ヴェルディをはじめ、いくつもあるが、イギリス人であるブリテンの本作品は、シェイクスピアのテキストをそのまま使う箇所もあり、良い ...
最近、腹立たしいことが多い。SNSで扇動する人たち、それに翻弄(ほんろう)される人たち。世論に媚びて出来もしないことを声高に叫ぶ政治家たち。未曽有の人口減社会を迎えるのに止まらない開発……。そんな絶望にも似た感慨を抱いていたからだろうか、「地獄」には ...
先月のピカイチ 来月のイチオシ | 夏の音楽祭シーズンが到来、国内各地、そして海外でも猛暑に負けない熱演が繰り広げられている。今月は7月開催のステージからピカイチを、9月に開催予定の公演からイチオシを選者の皆さんに紹介していただく。
フェスタサマーミューザKAWASAKI2025のフィナーレコンサートは、例年通り原田慶太楼指揮/東京交響楽団の登場。芥川也寸志の「八甲田山」から4曲、バルトークのヴァイオリン協奏曲第2番(独奏:服部百音)、ニールセンの交響曲第4番「不滅(滅ぼし得ざる ...
下野竜也(1969年生まれ)は2000年の東京国際音楽コンクール、翌年の仏ブザンソン国際指揮者コンクールのダブル優勝で一線に躍り出て、四半世紀となる。2017年に広島交響楽団音楽総監督(現在は桂冠指揮者)として初の「シェフ」ポストを得て以降、一段と確 ...
近年のフェスタサマーミューザKAWASAKIには地方オーケストラが1〜2団体招かれている。今年は九州交響楽団が、2024年4月から首席指揮者を務める太田弦と共に登場。九響は地方楽団の中でも首都圏での公演が少ないので、実演に接する貴重な機会となる。
沼尻竜典と神奈川フィルハーモニー管弦楽団がフェスタサマーミューザでメシアンの「トゥランガリーラ交響曲」を取り上げた。共演は、名匠原田節(オンド・マルトノ)と現代音楽で特異な才能を発揮する北村朋幹(ピアノ)。プレトークで沼尻と原田が登壇。「(この曲は) ...
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