【AFP＝時事】米連邦捜査局は9日、FBI元長官のジェームズ・コミー氏と米中央情報局元長官ジョン・ブレナン氏に対する刑事捜査を開始した。 米FOXニュースデジタルによると、この捜査はドナルド・トランプ氏が勝利した2016年の大統領選挙におけるロシアの介入に関連する「潜在的な不正行為」と、議会に対する虚偽の陳述の疑いに関するものだという。

米FOXニュースは8日、第1次トランプ政権下で浮上したロシア疑惑の調査を巡り、虚偽の議会証言を含む不正行為に関わった疑いがあるとして、連邦捜査局（FBI）のコミー元長官と中央情報局（CIA）のブレナン元長官をFBIが捜査していると報じた。 コミー氏とブレナン氏は民主党のオバマ元政権で任命された。コミー氏は2016年大統領選期間中のトランプ陣営とロシアとの共謀疑惑の捜査を指揮するなどし、トランプ第1次政権下の17年に解任された。

７月８日、米連邦捜査局（ＦＢＩ）が、ジョン・ブレナン元中央情報局（ＣＩＡ）長官とジェームズ・コミー元ＦＢＩ長官に対する刑事捜査を開始したと、ＦＯＸニュース・デジタルが関係者の話として報じた。写真は２０１８年６月、ワシントンのＦＢＩ本部で撮影（２０２５年　ロイター/Yuri Gripas）