今回の「陰の主役」は、イスラエルの対外諜報機関モサドだった。イランに潜入した工作員が攻撃ドローンを組み立て、至近距離から防空システムを無力化した。軍幹部を次々と殺害し、後任候補に「おまえの居場所は分かっている」という警告を送りつけた。恐怖にかられるイ ...

イランのアラグチ外相は同日、訪問先のイスタンブールで記者会見し、米国の軍事攻撃を最も強い言葉で非難するとし、攻撃を仕掛けたのはイスラエルと米国であり、イランに対し外交の場に戻るよう求めるのは見当違いだと述べた。

イスラエルとの12日間戦争で敗北したイランのアリー・ハーメネイー政権が、体制の存続をかけて大規模な「スパイ狩り」に乗り出している。アメリカとイスラエルの攻勢で揺らいだ政権が、内部の粛清を通じて求心力の回復を図っているとみられる。

イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザで活動する国際医療支援ＮＧＯ「国境なき医師団」（ＭＳＦ）の村元菜穂さん（３４）＝名古屋市出身＝が２７日、時事通信社のオンライン取材に応じ、「医薬品も燃料も食料も、全てが足りていない」と窮状を訴えた。医薬品だけでなく病院運営に不可欠な燃料も不足し、医療は崩壊状態だと強調した。