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医学界新聞日本の医学・看護領域における最新の知見を、公正に、的確に伝えます。 医学界新聞プラスWeb限定の情報をお届け。当社刊行書籍の内容の一部も公開しています。 医学書院Column刊行書籍を中心に、医療従事者に ...
診断基準の統一が希求されていた時代 染矢 DSM-IIIが作成された1970年代は,精神科診断学においてまさに革命的な動きが起きた時代と言えます。 それまでの精神科診断というと,E. クレペリンやE. ブロイラー,A. マイヤーやS. フロイトらが病因・症候・経過などに基づいて提唱した病名をもとに ...
“エンドポイント”は大切なルールである 臨床試験の結果を読むと,大抵「 (薬剤)で心筋梗塞リスクが××%減少した」という書き方がされていますね。この場合,“心筋梗塞”が“エンドポイント”です。臨床試験は,通常この「エンドポイントが発生するまでの時間」を比較します。これ ...
【FAQ】 患者や医療者のFAQ(Frequently Asked Questions;頻繁に尋ねられる質問)に,その領域のエキスパートが答えます。 今回のテーマ ベンゾジアゼピン系薬の使い方・減薬の仕方 【今回の回答者】 稲田 健 (東京女子医科大学医学部精神医学講座・講師) ...
Pros 禁煙に役立つ まず,電子タバコが禁煙に役立つことを支持している代表的な国は英国である。加熱式タバコではなく,液体式電子タバコの「VAPE」が支持されている。VAPEはプロピレングリコールと植物性グリセリンをベースに,ニコチンや香料を混ぜたリキッドを内部コイルで加熱して水 ...
窪田 小児診療が進歩し,以前なら助からない命が成人の年齢にまで達することが増えました。これは大変喜ぶべきことです。しかしながら,成人になっても小児時代から通う小児科を受診し続ける患者が一定数存在するのもまた現実です。近年,こうした患者に対して成人診療科への移行を ...
がん治療が長期治療の時代に入って久しい。医療技術の発達などにより,早期発見の確率も格段に高まり,多くのがん種が5年生存率を延ばしている。このようにがん治療が進歩する一方で,多くのがん患者・家族に,治療にかかる医療費負担と何らかの収入減少体験をもたらしている現状が ...
高齢化が進むわが国の慢性透析患者 日本透析医学会の統計調査によれば,2009年末の慢性透析患者は29万人を超えている。2009年の新規透析導入患者数は3万7543人で,導入時平均年齢は67.3歳と年々高齢化し,65歳以上の高齢者が62.6%を占めている。5歳区切りでみると,最も割合が高い年齢層は男性 ...
(前回よりつづく) 本稿では, 前回(第3095号) の基礎知識編からステップアップし,実践的な主治医意見書の書き方について述べる。記載時に重要なのは, 表 内の (1)- (7)であると考える。何も知らないで書き始めるとやりがちな失敗を挙げつつ,記載時のポイントを紹介したい。
リハの源流とこれから 今回,50年前の1963年にわが国にリハビリテーション(以下,リハ)医学が誕生する前後の事情と,100年前にまでさかのぼって見えた世界と日本の歴史的背景,リハ医学誕生から今日に至るまでの50年間の歩みを概観し,さらにはこれからの在るべき姿を考察したものを一書 ...
ヒトゲノムの次はヒトマイクロバイオームの時代 大野 ヒトマイクロバイオーム研究が本格的に始まったのは,2000年代に入ってからです(表)。私たち3人はこの分野の黎明期から,特に腸内細菌叢の研究にかかわってきました。
しかし近年,がんでは終末期に限らない早期からの緩和ケア介入が重要視され,がん診療に携わる者の中でもこの考え方は少しずつ受け入れられつつある。筆者は,この概念を非がん疾患にも 敷衍 ふ えん してみれば,非がん疾患に緩和ケアを応用した場合の利点を理解しやすいと考えている ...
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