かつて県高校総合体育大会は、開会式の応援合戦が見どころの一つだった。一糸乱れぬ人文字は、愛媛が主会場となった「55総体」こと昭和55（1980）年の全国高校総体で各地を驚かせた名物。「他県は見習おうにも、あまりの困難さにあきらめた」と当時の記事が伝える完成度だったが、昭和59（84）年には一転して「やり過ぎ」が問題に。授業への影響を懸念し、見直しの議論が始まった。