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日本の金管楽器のトップ・プレイヤーたちが集結したアンサンブル、ARK BRASS(アーク・ブラス)がニューアルバム「ARK BRASS “BAROQUE”(アーク・ブラス・バロック)」の発売(6月18日)を記念してコンサートを行う。
NHK交響楽団の6月定期公演Aプログラム。当初はウラディーミル・フェドセーエフが指揮する予定だったが、体調不良で来日が叶わず、翌週のBプロに出演するスペイン出身の名匠フアンホ・メナが代わって指揮台に立った。演目はフェドセーエフのオール・ロシアものをそ ...
タカーチ弦楽四重奏団創立者で第1ヴァイオリン奏者、ブダペスト祝祭管弦楽団コンサートマスター、紀尾井ホール室内管弦楽団への客演など多彩な「顔」で来日を重ねてきたガボール・タカーチ=ナジ(1956―)がフル編成の日本の楽団を初めて指揮した。
一曲目は、モーツァルトが「青春の旅」途上のパリで同地のコンセール・スピリチュエルのために書いた交響曲第31番。モーツァルトがパリの聴衆の好みを研究し、様々な工夫が凝らされているが、特にこうした点は意識されない。けれども、両端楽章は溌剌(はつらつ)とし ...
NHK交響楽団の5月定期Cプロを聴いた。指揮はリトアニア出身で現在、リンツ・ブルックナー管弦楽団の首席指揮者を務める注目の若手ギエドレ・シュレキーテ。
南ドイツの名門、バンベルク交響楽団が首席指揮者ヤクブ・フルシャとともに来日、東京公演初日を聴いた。同響の来日は2018年以来、7年ぶり。現在のフルシャをはじめ、ホルスト・シュタイン、ジョナサン・ノット、ヘルベルト・ブロムシュテットと日本と関係の深い指 ...
しかも、共演陣がすごい。ドンナ・アンナ役の迫田美帆は、いまや日本を代表するソプラノである。サントリーホール オペラ・アカデミーにいたころから傑出していたが、昨年、佐渡裕プロデュースオペラとして、兵庫県立芸術文化センターで上演されたプッチーニ「蝶々夫人 ...
オーケストラのススメ | この5月、NHK交響楽団がアムステルダムのコンセルトヘボウで開催されている「マーラー・フェスティバル2025」に参加した。コンセルトヘボウは、マーラー自身が自作を指揮したホールであり、そのオーケストラもマーラーとの縁が深い。
ドイツの鬼才ピアニスト、トーマス・ヘルの日本での評価に対して、TOPPANホールが果たした役割は甚大だ。今回は2回構成のプロジェクトに発展した。初日はヘルが得意なリゲティで始まり、この作曲家が敬愛したバルトークに続くハンガリー・プロ。ソロからデュオ、 ...
名誉客演指揮者の尾高忠明が指揮する読売日本交響楽団の定期。39歳の若さで亡くなった忠明の父、尚忠の交響的幻想曲「草原」と尚忠が日本交響楽団定期を最後に指揮したブルックナーの交響曲第9番で、父へのオマージュともいえる演目である。
30回目の節目を機に、三浦文彰を音楽監督に据えて新たなスタートを切った宮崎国際音楽祭。4月下旬から5月まで行われた公演の中から、チョン・ミョンフンとともにフィナーレを飾った2公演を音楽ライターの柴田克彦氏にリポートして頂く。