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F1イギリスGP決勝で、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はポールポジションからスタートするも、途中のスピンもあって5位でレースを終えた。すでにタイトル争いから気持ちを切り離しているフェルスタッペンは、「今日はニコ(・ヒュルケンベルグ)の表彰台だけがポジティブだった」と語った。
F1第12戦イギリスGP決勝で、レッドブルの角田裕毅は1周遅れの最下位・15位完走という厳しい結果に終わった。セミウェットからドライへと刻々と変化する難コンディションの中でミスは避けたが、全体的なペース不足と極端なタイヤ摩耗に苦しめられた。
ニコ・ヒュルケンベルグは1987年8月19日生まれの37歳。2010年F1開幕戦バーレーンGPでウィリアムズ・コスワースからデビュー。22歳のルーキーは、シーズン終盤のブラジルGPでポールポジションを獲得するなど注目を集めた。しかしその後は不運が続き、一時F1シートを失うなど、苦しい時期も経験した。いつもあと一歩で表彰台に届かず、「表彰台に嫌われた男」とも呼ばれてきた。
F1イギリスGP予選で、レッドブルの角田裕毅は12番手に終わった。Q3進出が見込まれていたなか、エネルギー供給に問題が発生し、肝心のアタックラップでパフォーマンスを発揮できなかった。FP2でのロングランには手応えを感じており、決勝での巻き返しに期待がかかる。
F1イギリスGP決勝で、レーシングブルズのアイザック・ハジャーは雨による視界不良の中でクラッシュを喫し、リタイアに終わった。序盤はシャルル・ルクレール(フェラーリ)と同じ戦略で好ペースを感じていたというが、結果的には選択ミスとなり、接触時には「何も見えなかった」と振り返った。
前戦スペインでの苦戦に続き、F1イギリスGPでもマックス・フェルスタッペンは満足のいく結果を得られなかった。予想外の雨とリアウイングの選択が仇となり、再スタート直後にはスピンで大きくポジションを落とす場面も。それでも戦略面での冷静な判断で5位まで挽回。3週間後の次戦はフェルスタッペンが最も得意とするスパ・フランコルシャンでのベルギーGP。巻き返しに注目が集まる。
F1イギリスGP決勝、リアム・ローソンはオープニングラップのアクシデントにより無念のリタイア。好スタートを決めていただけに、本人も大きなポイント獲得のチャンスを逃したことを悔やんだ。3週間後の次戦ベルギーGPでの挽回に意欲を見せている。
F1イギリスGP予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが今季4度目・自身44回目のポールポジションを獲得した。前日の苦戦を乗り越え、RB21のローダウンフォース仕様とアップグレードを活かしてQ3の最終アタックで見事な一発を決めた。
F1イギリスGP予選で、アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)は13番手でQ2敗退となった。FP3ではトップ10に食い込む好走を見せたものの、予選では一発の伸び悩みに苦しんだ。
ガブリエル・ボルトレート(Kickザウバー)がグラベルにストップして2度目の赤旗が出された後、ベアマンもピットレーン入口でスピン。バリアに衝突し、マシンのフロントウイングを破損した。 この出来事は赤旗中に発生したため、審議対象となり、レース審査委員会のスチュワードは10グリッド降格処分を下した。地元イギリスであっても厳しい裁定だった。
2025年F1イギリスGP決勝は、曇り空の下でスタートを迎えた。天候は回復傾向にあり、空には晴れ間も覗いていたが、レース直前まで雨が降っており、路面はセミウェットの状態。気温は18℃、路面温度は24℃、湿度は87%と、非常に不安定なコンディションとなった。
F1イギリスGP予選で、レーシングブルズのリアム・ローソンはQ1敗退を喫し16番手に終わった。ただしオリバー・ベアマン(ハース)のグリッド降格によって決勝は15番手スタートとなる。FP3では10番手と好位置につけていただけに、路面コンディションの変化に対応しきれなかったことが悔やまれる。