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[ワシントン 11日 ロイター] - バンス米副大統領は11日、記者団に対し、トランプ大統領は起業家のイーロン・マスク氏に不満を抱いているが、長期的な確執は望んでいないと述べた。
二人のこうした対立はメディアで生々しく報じられ、これを受けて6月5日のNY株式市場ではテスラ株が14%下落し、1日で同社の株式時価総額約22兆円が吹き飛ぶこととなりました(図表1)。
<Brian Schwartz and Micah Maidenberg/2025年6月6日>  ドナルド・トランプ米大統領と実業家イーロン・マスク氏の衝撃的な関係悪化の余波が広がる中、ある疑問が生じている。最も損をするのは誰か――。
米テスラにとってロボタクシー(自動運転タクシー)投入は、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)とトランプ米大統領との確執が表面化する以前から、成否が事業の先行きを左右し得る重要な新規計画だった。足元では待望のサービス開始を控え、投資家の間でブランド ...
政府内でもマスク氏に対する不満が高まっていった。トランプ大統領の支持を得てマスク氏は閣僚に向かって長い演説をするなど自由奔放(あるいは勝手気まま)な行動を取っていた。閣僚たちは、当初は黙って聞いていたが、DOGEの強引な手法に対して不満が爆発した。
米実業家イーロン・マスク氏は11日、トランプ米大統領と交流サイト(SNS)上で非難の応酬を繰り広げたことについて「トランプ大統領に関するいくつかの投稿について、後悔している。やり過ぎだった」と反省するコメントをX(ツイッター)に投稿した。
トランプ米大統領と関係が決裂した実業家イーロン・マスク氏は11日、自らが所有するX(旧ツイッター)で「先週のトランプ大統領に関するいくつかの投稿を後悔している。行き過ぎた内容だった」と投稿した。関係修復の意向を示した可能性がある。
マスクはすぐさま、「法案は見ていなかった。自分がいなければトランプは選挙で負けており、民主党は下院で多数を獲得しただろう、恩知らずめ」とポストした。そして「8割の中間層を代表する政党を作るべきか」という質問への回答をXで募った。